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ペトロフP210Pasatメンテナンス@イデアレーブ池上

この日はペトロフP210Pasatのメンテナンスに訪問! 

 

お陰様でリサイタルや発表会、練習に使用されるお客様に大変好評!
度々ご利用頂いているユーザーの方からも「ここのペトロフがまさに好み。同じPasatが欲しい」とつい先日嬉しいお問い合わせを頂いたばかりです

来たる2月のリサイタル告知ではPETROFの演奏動画も...
チェコ製ピアノの抒情的な音色はフランス音楽にもよく合います

平林大翔さんの凱旋リサイタルは2月15日(日)
午前11時 開場/ 午前11時30分 開演
師のパスカル・ロジェより受け継がれたラヴェルが中心のプログラム
フランス音楽好きには興味深いマチネです

上質なワインを想わせるチェコ製ペトロフの薫る音色で「パリの風」を感じませんか?

2階席からの眺め、永田音響設計による平行面のない音響空間

PETROF P210 Pasat Black High Polish
@IDEAREVE IKEGAMI 

現社長ズザナさんと次期社長アンナさんのサイン入り

マスターシリーズに相応しいチェコ製コンサートピアノ

この良い流れを生み出しているのはメンテナンス(維持管理)
ピアニストが何故コンサートホールのスタインウェイを好むのか、理由のひとつに楽器の管理の良さが挙げられます。首都圏における今日のPETROF人気はまさに同じ整備を実践しているからに他なりません

保守点検では主に演奏直前には難しい作業を手間と時間をかけて入念に行います
今回はアクションと鍵盤を外して土台から弾き心地をリセットしました。

ピアノ本体はもちろん鍵盤筬の各ネジも増し締め

アクションに力を伝達するキャプスタンスクリューを綺麗に
鍵盤動作が滑らかになるよう地道に手を入れていきます

鍵盤を外した鍵盤筬、鍵盤の隙間から入った埃を清掃

各キーピンを一本ずつ磨くことで鍵盤がよりスムーズに作動

さらに鍵盤遊びを適度に調整、摩擦抵抗を軽減します

 

鍵盤の高さは改めて微調整。綺麗に均しました

鍵盤の深さは10mm、パンチング紙を用いて0.1単位で微調整

鍵盤の高さが変わればハンマーの位置も微妙に変動
ハンマーストローク(打弦距離)を均していきます 

白鍵のアフタータッチをもとに黒鍵の深さを微調整
鍵盤底近くのトクンという感触を白鍵と黒鍵を揃えます 

鍵盤の高さ&深さが決まったらハンマーストップ調整 

湿気で上昇していた音程を再びA=442Hzに下げ調律
室内温度15℃前後で湿度55%超だとやや多湿でしょうか

続いて整音(ヴォイシング)、ソフトペダル使用時の調整から
通常の弦跡の間に針を入れることで柔らかな音質を作ります

一音ずつ、一弦ずつ聴き分けて違和感ある箇所に針刺し
隣り合った各音の繋がりを意識して音質の粒を揃えます 

針の痕跡、毛羽立ちをファイラーで処理して艶やかな音に

毎回コンサート調律の際に従来の保守点検作業も一部実施
そのためハンマーをはじめアクションのポジションは良好 

年一度、二日間かけて行うコンサートピアノの保守点検を応用
微弱なピアニッシモ、繊細なトリルにも応えてくれる楽器です

奥行2mを超えるモデルは流石に見た目も響きも迫力あり

最後に外装を綺麗に磨き上げて長い一日を終えました✨

ハンマーフェルトは円やかな音に作り込み、その優しい歌声は
ピアノソロのみならず室内楽でも本領発揮すること間違いなし

最後は整備を担当したピアノプレップ店主のテスト動画を

 

天井高4.6mのホールは永田音響設計、公式HPはこちら


イデアレーブでは今後もイベントが続々開催。近隣には歴史情緒と下町風情が残る池上本門寺。機会があれば洗練されたチェコ製ピアノをぜひご堪能ください!

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